トップカメラマンが撮影した「サンプル写真」と「実際に撮影した方の写真」の比較
どちらがスタジオのサンプル写真だと思いますか?
もちろん、正解は「左」の写真です。
■構図について
左のサンプル写真は
人物を中心からやや右側にずらし、
後ろの窓やインテリアと人物の間の遠近感が感じられます。
カメラマンもやや右寄りから撮影しているため、
左側が奥行きのあるように見えます。
一方、右の一般の方の写真は、
人物とテーブルを写真の中心に配置し、
写真全体としても中央に被写体が集まっていて、
周りが殺風景になっています。
■ポーズについて
左サンプル写真では、
モデルが頭から足先まで、
緩やかな曲線を描くポーズをとっています。
一方、右の一般の方の写真では、
上半身がまっすぐに立っていて、
やや硬さの見えるポーズになっています。
こちらも「左」が、スタジオのサンプル写真です。
■構図について
左のサンプル写真では、
写真の中央に人物を配置して、
やや遠目から全体を写すように撮っています。
その分、被写体は少し小さくなりますが、
お互いの顔を近づけたポーズが、
「山」のような形となり、
特徴を作り出しています。
一方、右の一般の方の写真では、
同じく写真の中央に人物を配置していますが、
サンプル写真よりも大きく人物を映し出しており、
少し窮屈な感じがします。
サンプル写真と並べる事で、
よく分かるかと思います。
■ポーズについて
やはりサンプル写真の被写体は、
その曲線(Sライン)が美しく映し出されています。
男性の足も、実際には大変そうですが、
「山」型を作り出す、大事なポーズになっています。
一方、右側の一般の方は、
やはり上半身がまっすぐに伸びていて、
全体的に硬さが感じられます。